REVIEW 

アルバム・レヴュー

『ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集』(MKCD002J)

レコード芸術 準特選盤 優秀録音

 

「小町もキャラハンも、何かヴオーン・ウィリアムズの音楽を広めたいという使命感をもって臨んでいるかのように意欲と気合の籠った演奏を展開しており、なかなかの聴き応え。最後の《イギリス民謡による6つの練習曲》は、どれも民謡を愛したこの作曲家ならではの作品で、演奏ともどもその美しさに酔った。」

 

 

レコード芸術 先取り!最新盤レヴュー

 

 「小町はきめ細やかなフレージングを武器にみずみずしいセンスで奏で上げ、豊かな楽興の時を形づくっている。全曲を通じて、ピアニストのキャラハンによる的確なサポートも特筆物であろう。

 

 RVWの知られざる一面に触れることができるだけでなく、小町碧の充実した演奏に接することができる好アルバムである。」


Intoxicate, Tower Records

田園風景を楽しむような音楽を紡ぐ生誕150年の美しい捧げ物

「田園風景を楽しむように親しげで懐かしさを覚える音楽が全編に溢れ、ひとおりひとおり紡ぐような愛情こもる筆致が快い。美しい“揚げひばり”はもともとの形だったピアノとの版で収録、作品の生身の姿に触れることができる。晩年の力作ながら必ずしも演奏機会に恵まれてこなかったソナタを中心に置いたことも特筆したい。小町自身による解説と共に、特別に撮られたRVWが幼少期に過ごした家の写真で装幀されており、すみずみまでRVWへの敬愛が表現された。

 

Tower Records Online - Mikiki Tokyo 


音楽現代 11月号

 

「小町のヴァイオリンは曲想を的確に捉えており、この埋もれた作品に新たな光を当てることに成功している」


25ans, 12月号 Culture Club 

 

「イギリス音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏で、その壮大な音楽が奏でる英国の心を味わいましょう。」